今年も今日で終わり。今年は色々と嫌なことがありました。来年、そして来年以降どころか何十年も先の未来はどうなるのか? ちょっと考えたら、こんな考えになりました。
文明が進歩して機械が人間の仕事を代わりに行うようになって久しいです。最近では肉体労働だけではなくAIの進歩により知的労働どころか感性を要する芸術の分野も機械が行うようになりました。
やがてはAIとロボット技術が結びついて、ほとんど無理だと思われている介護の世界もそれ専用のロボットが行うようになるかもしれません。
あらゆる労働を機械が行うようになった世界では、人間は何をすればいいんでしょうね?
おそらく機械には絶対に出来ないこと。それは何かというと、「消費」なんですよ。機械は人間に代わってサービス業や芸術分野も含めてあらゆる分野の生産を行うことが出来る可能性がありますが、「消費」だけは無理なんですよね。
だけど人間が消費をする為にはお金が必要です。でもあらゆる生産を機械が行うようになれば人間に働き場所はありませんから、お金を手に入れる手段がありません。でも人間がお金を手に入れなければ機械がいくら生産をしても消費する存在が居ませんから、その生産は無駄になります。経済は死にます。
だからそんな時代に必要になるのは、国が国民全員に無償でお金を配る政策であるベーシックインカムでしょうね。
赤ちゃんから老人まで、国民全員に一人当たり例えば毎月10万円支給するということにすれば、ぜいたくしなければ生活できるかもしれません。
結婚して2人になれば一世帯に20万円です。子供が1人産まれたら30万円。両親と同居して5人になれば50万円。生活するのに不便は無いですね。
マイナンバーカードに紐づけされている銀行に振り込むという現金で支給するという方法も良いですが、出来るならマイナンバーカードがそのまま電子マネー用のカードになるともっと便利ですね。
機械が生産して人間は消費するのみ。労働ではなく趣味の活動をする。もしかするとそんな未来があるかもしれないという夢物語でした。