認知症がひどいけど、体はちゃんと動く人の介護は難しい。認知症があっても体がなかなかうまく動かず、ある意味介護をうけてもされるがままというタイプの利用者さんはそれなりに扱いが楽です。
難しいのは認知症は有っても元気で、自分の意思がはっきりしてるひと。意思がはっきりしていても認知症だから、明後日の方向に意思がはっきりしています。
とあるクレームがあったそうです。母親がショートステイから帰ってきたけど、上服の下にベストを着ていた。どうなってるのか? 母親は自分で服を着たり出来ないので、職員がこのように着せたのか? あるいは着替えの介助をしてないのか? こういうふうに着ているのを直さないのか? というものだったらしい。
その利用者さんはものすごく元気。声も大きい。でも認知症がひどくて行動が読めない。嫌なことは嫌と言って、受け入れてくれない。
そういう人に服を脱ぎ着させる介助はとてもむずかしい。家では自分で服を着ないとか言うけど、現に着ているからそうなる。職員がそんなふうに着せることはない。まあ確かにその着方をされているのを直さないのはいけないと思うが、そもそも直させてくれないのだ。
無理やり服を脱がせて着せ直すことがOKならば出来るが、そうやって無理やりにする事自体が禁止されているので、どうにもならない。
まあ真相は分からないけど。