利用者さんにも色々居て、その人単独を介護するならまだ何とか無理すればまあ出来なくはないけど、他の利用者さんと混ぜ合わせるとどうにもならないという人も居る。
その利用者さんは四六時中、大声で叫び続け、口にしたご飯は勢いよくスイカの種を飛ばすように吐き出し、唾も吐く。トイレや風呂を嫌がり叫び続ける。
そして体はある程度丈夫なので力も強く声量も大きく、施設の建物の外からでもその利用者さんが叫ぶ声がハッキリと聞こえるほどだ。
というわけで同じユニット(ホール)に座っている他の利用者さんはもちろん、他のユニット(ホール)に居る利用者さんも怒り出し、中にはノイローゼになるレベルの人もいる。
今日はその利用者さんが帰宅する日だったのだが、帰る予定の時間まであと45分くらいの時、他のユニットの利用者さんがやってきて、大声を出す利用者さんの側までやってきて、怒りの抗議をしつつ、手を出してきた。
その手は職員が止めたが、もう更にキレた感じの抗議の声が止まらないし、大声を出す利用者さんも叫び声が止まらない。
認知症もひどいので抗議を受けても理解できないということ。
色々有ったけど、もうどうにもならないということで、予定よりもかなり早いけど、もう車に乗せて帰すことにした。
しかしその利用者さんの家族さんには16時に家に到着しますと伝えてある。今、出発すると15分から20分は早く着いてしまう。
そこで送迎をした私は、無駄に車を遠回りして時間調整することにした。
車でぐるぐるの作戦。
何故かその利用者さんは施設内に居る間は叫び続けているのに、車に乗っている間は静かにしている。謎だ。赤ちゃんや幼児のような感性なのだろうか。わからない。
ともかくこういう利用者さんは、他の人と混ぜると大変なことになる。他の方が何人も怒り出すので全体的な介助業務ができなくなる。
正直、もうこういうタイプの人は受け入れてほしくない。完全にこういうタイプの人だけを集めて介護をするような施設でないと無理だ。