人手不足という場合、その提供するサービスを低下させることで人手不足を解消する方法も無くはないです。つまり10人で100のものを製造していた場合、人員が7人に減ったなら製造する個数を70に下げる、つまりは30パーセントの人手不足になったなら、そのサービスも30パーセント低下させればいいのです。
介護施設に当てはめるなら、人手不足ならその分、利用者さんを受け入れる数を減らせばいいじゃない。ということでしょうね。
しかし私が勤めている介護施設では、そのようなことは考えていないそうです。まあ普通に考えたらそうですよね。受け入れる利用者さんを減らしたら、それ幸いということで職員がサボったりするかもしれないし、利用者さんが減って余裕が出来たからと言ってレクリエーションを多くやって行こうという流れにはならないでしょう。
でもだからと言って人手不足に対して何も手を打たないのは違うと思うわけです。ただ、何をどうすれば良いのかが分からないということですね。いや、やるべきことは機械(ロボット)やAIの導入で少ない人数でより多くの仕事が出来るようにするべきなんでしょうけど、予算とか色々と問題がありますよね。
現状、人手不足の状況で利用者さんをめいっぱい受け入れているものですから、レクリエーションとか入浴とかのサービスが低下しています。というわけで比較的頭がしっかりしている利用者さんには受けが悪くなるので、正直、頭がしっかりしていない認知症がひどい利用者さんの利用が増えるわけです。そうするとさらに頭がしっかりしている利用者さんが去っていく要因になり、結果的に認知症がひどい利用者さんが増えて、仕事がより大変になるという悪循環に陥ると。
うーん、以前に働いていた介護施設と同じ道を辿っているような気がする。このままだと限界に達した職員が大量に退職する未来しか見えないなあ。
もちろん、『このままだと』ということなので、何か別のものが出てくれば、その流れは変わるのですが、どうなるかなあ。
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