私が勤めている介護施設のショートステイは、建物の2階と3階に分かれていて、それぞれが3ユニットで構成されているので、全部で6ユニット有ります。
ひとつのユニットの定員は8名ですから、定員いっぱいだと48名の利用者さんがいるということになります。
しかし毎日帰宅される人が少なくても数名、多ければ10名くらいはいますから、夕方から翌朝までは人数が少ない状況が生まれます。
もっともW(ダブル)と言って、その日に変える利用者さんの居室を当日に来た別の利用者さんが使用することになるという使い方もあるので、5部屋しか空きが無いけど、その日に3人帰るから、5室の空き部屋と、W(ダブル)の3部屋を使えば、最大で8人が利用可能という計算も成り立ちます。
まあその分、部屋を片付けたりセッティングしたりする職員やW(ダブル)で入る利用者さんが昼間に居室を利用出来ないということで、色々としわ寄せも有りますが。
で、そういう忙しいことがあると、余裕の時間が足りなくなって、紙芝居をする時間が無いということになります。忙しいのは経営的には良いことなんでしょうが、ショートステイとしてのクオリティが低下するのはなんとかしてほしいものです。
さて、それとは別に、紙芝居をやりづらくなる他の要因もあります。
それは神経質な利用者さんが何人かいるということですね。どう神経質かというと、大きな音がものすごく苦手で、シーンと静まりかえっていないと落ち着かないという利用者さんが居るということです。
高齢者の方は当然に耳が遠くなっている人も多いので、ホールに設置しているテレビの音も自然と大きくなりますが、それがダメという人もいます。利用者さん同士の大声での会話も気に障るという人もいます。
というわけで大きな声をだしての紙芝居もダメという人も居るということですね。
今日は午後から2階のAユニットの担当だったのですが、ここにはテレビの音が大きくなるとダメという利用者さんが居ましたので、紙芝居をするのが難しいのです。
そこで移動できる方々を隣のBユニットへと誘導し、そこで紙芝居をし始めたわけです。ところがそこにも大きな音がダメという方が居たんですね。
その方は女性だったのですが、最初は部屋で寝ていたようです。紙芝居が始まってからしばらくして起きて部屋から出てきて、紙芝居を演じている私を見ていたので、(紙芝居を見に来たのかな?)と思って、「そこの席が空いてますよ」と言ったら、うるさくて眠れないから文句を言いに来ただけでした。
なんというか、最近、そういう人が増えてきた気がする。
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