最近、うちの介護施設を利用する方々の中に、帰宅願望が強く出てくる利用者の方が増えてきたように感じる。
家に帰りたくて怒り出すとか、施設内をうろうろと出口を求めてさまよい歩く方とか、洗濯物もきれいな衣服もまとめて鞄に詰め込んで帰ろうとする方とか、症状は色々ですけど、ショートステイに馴染めずに帰ろうとする点は共通です。
色々とそうなる理由は有るかと思うのですが、一つの原因として、まだ認知症が軽い段階から介護施設を利用していなかったということがあるのでは無いかと思います。
デイサービスに行くこと、ショートステイを利用すること。これらのことをまだ判断力があるうちから行っていれば、認知症がひどくなってきたり、体力が激的に衰えてきたときでも、いつも行ってるとこだからと本人も安心して利用できるような気がします。
しかし認知症がひどくなったり、もう自分では動けなくなるほど体力が弱ってからいきなり介護施設に放り込まれたりすると、見知らぬところに入れられたという気持ちが強くなり、ここには居たくない、早く家に帰りたいと思うようになるのでは無いかと思うのです。
というわけで介護施設はまだ早いと思う段階から利用するほうが良いですよ。という話でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿