2025/05/05(月)の日記 このままで良いのかな?

  勤めている介護施設のショートステイでは、受け入れの利用者さんについて、基本的には来る者拒まずという方針です。

 まあ一応、暴力を振るうような利用者さんは受け入れを流石に拒否していますが、介護が難しいという理由で拒否をすることは無い感じです。

 というわけでどんどんと介護度が重くて介護が難しい利用者さんんが増えている状況です。

 利用者さんの家族さんにしてみたら有り難い状態なのでしょうが、受け入れる職員としては大変です。

 正直、自分で歩いてトイレに行ける利用者さんは良いです。車椅子でトイレに行く利用者さんも良いでしょう。でも歩けるけど見ていないとすぐに転んじゃうような利用者さんはどうでしょう? そういう方が一人だけなら良いでしょうが、何人も何人も増えていったらどうなるでしょう?

 どこかで限界が来ますよね。当たり前です。なんだかもう限界を超えているかもしれません。

 経営的には重度の介護が必要な方を多く受け入れることは収益の面で良いことなのでしょうが、受け入れる体制が出来ていないんじゃないかなと思うわけです。

 同時に何人も見れないです。一人の職員は基本的に一人分の仕事しか出来ないのです。同時に2人の介護をする。それはできるかもしれません。3人の介護をすることができる職員も中には居るかもしれません。でも、4人同時となるとそういう人は流石にいないんじゃないかな? と、思います。

 1ユニットは8人の利用者さんで構成されていて、その8人を一人の職員が見るわけですが、その8人の中の一人が一人で歩くと転倒しそうな不安定な方だとすると、その方がフラフラと歩きだしたら着いていくしかありません。しかしそうすると他の方を見ることが出来ません。

 ついつい心の中に、『みんなジッと座ってなさい。フラフラ動くな』という気持ちが出てくるわけです。

 実際、みんながその場に座ってくれていたほうが、レクリエーションとかしやすいです。運動も行えるでしょうね。でも誰かが動いてその方についていかないといけないとなると、みんなでまとまってレクリエーションをするということが出来ないのですよ。

 せめて1ユニットに2人の職員が居ればなんとかなるかもしれませんが、介護保険の関係で利用者さん何人なら職員は何人ね。というように制度が設計されているというわけですよ。

 結局はお金の問題です。もっと介護の予算が増えると職員も集めやすくなるんですよ。だってお金があれば職員を増やせます。利用者さんの人数に対して職員の人数が増えれば、職員あたりの仕事量が減るということで、仕事がしやすくなるわけです。

 現状、介護の仕事は大変だということで人手が集まらないところもありますから、仕事量が減るという方向へ持っていければ、人手も集まるし、事故も減るだろうし、良いことばかりですよ。

 国が予算をもっと出してくれたら良いんですけどね。国が介護に金を使えば、老人の利益になるだけじゃないですよ。介護施設で働く職員の給料という形で労働者にも利益があり、その給料が上がるのであれば色々な商品やサービスを買ったり利用したりするので経済が回り、結果、みんなが得をするんですよね。

 金は天下の回りもの。しかしその一番最初を回す国がお金を出さなければ回るものも回らないんですよね。

 そろそろ減税して、国債を発行する量を増やして予算を確保して積極財政を展開する頃じゃないのかな? 老人に金を使うのは、結果的に若者にも利がある政策だと思いますよ?

 まずお金を回そうよ。

 ……給料増えたら色々と使ってあげるから。 

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