youtubeで動画を見ている時、CM動画が入ってくると基本的にはスキップしているのですが、なんとなく気になって見てしまったCM動画がありました。下記のものです。
階段とエスカレーターが並んでいて、2人の人物がそれぞれを使って上へと登っています。ちなみにその2人の人物は2人ともコウメ太夫なんですけど、階段を登っているのはいつものコウメ太夫で、エスカレーターを登っているのがメイクをしていないスーツ姿のコウメ太夫です。
スーツ姿のコウメ太夫が、階段のほうが合理的だ。なんでそんな苦労をして(階段を登って)いる? というような疑問を投げかけています。
対してメイクをしたいつものコウメ太夫が、(階段は)疲れるけど、この足で人生を全うしたという実感が欲しい。と、返すというCMなのですが、その他のセリフも全部聞いてみると実に奥が深いCMです。
ぜひ、リンク先の動画を見て欲しいですね。
エスカレーターに乗って流されていくだけの人生だとしても、人生の終着駅には到着します。
階段を自分の足で延々と登って行ってもやはり最後は人生の終着駅に到着します。
エスカレーターと階段、どちらの道を選んでも最終的には人生の終着駅に到着するでしょう。死ぬ時は何も持てずに裸で死んでいきます。
人間は裸で生まれて裸で死んでいく。財産も何もかもあの世には持っていけません。もしも持って行けるとしたら、人生をどう生きたかという体験(思い出)だけです。
そういう目でこのCM動画を見たら、非常に深い哲学がありますね。
生きている間、苦労を避けて楽を求めて生きていたら、死ぬときに『ああ、結局、何も体験せずに終わった人生だったな』という後悔をするかもしれません。
階段を登るほうのコウメ太夫は、見るからに苦労をしていますが、人生の階段を登りきった後には、『ああ、いい体験をした良い人生だった』という満足感を覚えるんじゃないかな? そういう人生で有りたいな。
と、思った非常に深いCM動画の紹介でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿