夜というか、寝ている間に見る夢の話なのですが、いわゆる悪夢というものがあります。怪物に追いかけられる夢とか、落下する夢だとか、何かを失くす夢だとか、人によりそれぞれの内容だと思います。
私も不定期に時々ですが、とある悪夢を見ることがあります。
今は介護の仕事をしていますが、昔は、とある会社の支店で採用担当をしていました。まあ新人教育もしていましたが、それは4月から5月にかけての仕事で、それ以外の期間は採用を中心としてやっていました。
採用の仕事をし始めた頃はまだバブルの頃でしたから、今と同じか今以上に採用難な時代でした。その後バブルははじけましたけど、会社自体があまり人気のある仕事をしている会社ではなかったので、採用は難しかったです。
さらに一応全国規模の会社で転勤もありという条件でしたけど、名古屋地区の学生はだいたい地元志向が強くて、転勤がある会社を避ける人が一定数いましたから、他の支店に比べて採用が難しい面もあったのですが、それが東京の本社にはなかなか理解してもらえず、それも大変でした。
さて、そんな仕事をしていましたが、例のリーマンショックにより急激に日本の景気が悪化したときにリストラに遭いまして、半年の無職期間を経て介護の仕事をするようになりました。
だからもう採用の仕事とは無縁になっているはずなんですけど、それでも不定期ですが時々、採用の仕事をしている時の夢を見るわけです。
その夢も、昔を思い出しての記憶に沿った夢ならまだいいのですが、記憶には無い状況を見たりするんですよね。その状況とは……。
例えばもうすぐ年末くらいなのに、内定者に全く連絡を取っていなくて、本当に入社してくれるのかどうかの確認をもらっていないことに急に気づいたりする、とか。
そもそも採用活動をしていなくて、内定者が全くいないことに今、気がついた、とか。
そんな悪夢な状況を夢に見るわけです。それも一回や二回ではなく、不定期にですが繰り返して何回も見るわけです。まあ、数ヶ月に一回というレベルなんですけど。
大抵の場合、夢の中で焦って、いやいやいやいや、どうしよう? と考え出して、あれ? 今、もうあの会社は辞めたんじゃなかったっけ? そういえば今は介護の仕事してるよね? 更に介護の仕事では採用の仕事、してないよね?
と、いった思考が覚醒度が上がってくるにつれて浮かび上がってきて、目が覚めてホッとするという流れなのですが、今朝もそういう夢を見て目が覚めました。
もう採用の仕事をしていた会社を辞めて16年くらいは経つはずなのに、未だにそういった夢を見るんですから、自分に取ってあの時の仕事は相当にストレスを感じるものだったんだなあと思うわけです。
介護の仕事も大変ですけど、悪夢を見るようなことはありませんから、まあ自分の性格的には合った仕事なんだろうなあと納得している次第です。
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