介護施設で働いていると利用者さんは次々と入れ替わっていきます。入れ替わる理由は2つで、1つは心身の状態が悪化して別な施設に移るというもの。もう1つはお亡くなりになるというもの。それにより空席に新しい利用者さんが座るということで、次々に入れ替わりがおきるというわけです。
ですからどんなに嫌な面倒くさい大変な利用者さんでも、永遠に居続けるということはありませんから、時間限定です。ある一時(いっとき)だけ我慢すればいいのです。するとその利用者さんはある日いなくなります。
そう思えばこそ、今の大変な状況にも耐えられるわけですから、このへんの認識をするということは許してほしいものです。
さて、そうやって面倒な利用者さんがいなくなったとします。すると何がおきるか? パターンとしては2つあります。1つは、今まで以上に面倒で大変な利用者さんが新規でやってくるというものです。
まあ、面倒な利用者さんというのはどこの施設でも受け入れたくないですから、受け入れの段階で断られることも多いわけです。でも、『◯◯さんのところではあんなに大変な利用者さんを受け入れてくれていたそうですよ』なんて噂が立っているものですから、大変な利用者さんが紹介されたりしてどんどん押し寄せてくるわけですね。
で、もう1つのパターンは、一番大変で面倒な利用者さんがいなくなったら、それまで特に問題を起こさなかった利用者さんが、何故か徐々に問題を起こすようになってきて、気がついたら結構大変で面倒な利用者さんへと変貌してしまったというパターンなのです。
この2番目のパターンって、他の施設でも結構あるものなのか不明ですが、なんでこんなことが起こったりするんでしょうね。不思議です。
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