認知症が無い比較的若い利用者さんの中には、新聞に載っている広告を見て、安く売られている中古のパソコンを欲しがる人が居ます。まあ、1人だけなんですけど。
もちろんその人は今までパソコンを触ったこともなく、スマホすら触ったことがありません。だからパソコンで何が出来るのか、そして何が出来ないのかを分かっていないのに、なんとなく欲しいからという理由でパソコンを欲しがっているのです。
色々と私にも聞いてくるので、『自分で決められないような人は中古パソコンは買わないほうが良いですよ』と話しているのですが、なかなか真意が伝わらないようです。
中古パソコンはある程度パソコンに関する能力があり、何かトラブルが有っても自分で対処が出来る人が使うべきだと思っているからです。パソコンに詳しくない人は、素直に新品のメーカー品を買ってサポートも受けるべきですね。と、私は思ってます(個人の感想です)。
ちなみにうちの家庭では、私と妻と息子の三人がそれぞれ自分のパソコンを使って居ますが、みな2万円以下のminiPCを使っています。例によって中国製のよくわからないメーカーのです。トラブルが有ってもそれなりに対処出来るし、対処出来なかったとしても惜しく無い値段ですし、動画編集やオンラインゲームのような重い処理はしないからこれで十分です。
しかしパソコンの素人ほど、パソコンに夢を見がちなんですよね。何でも出来ると。
だから下手なことは言えないですよ。下手に『中古でもそれは良いパソコンですよ』なんて言うと、あとから、『勧められたあのパソコンは使えない』なんて言われちゃたまりません。
認知症だったり、体が上手く動かないというような利用者さんよりも、こういうタイプの色々と対処に困るようなことを言い出す利用者さんのほうが面倒ですね。
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