テレビ東京(テレビ愛知)の人気番組であるバス旅シリーズがあります。私がバス旅を知ったのは、既に初代のバス旅シリーズがもうすぐ終わるということで特集番組が組まれたときくらいからなので、どちらかと言うと第二シリーズだった【バス旅Z】のほうが好きでした。
だから第一シリーズのバス旅の主役である太川陽介さんや蛭子さんにはあまり思い入れは無かったです。むしろ最近の【vs鉄道】とか、【路線バスで鬼ごっこ】とかの新シリーズでは強者である太川さんのアンチになっていました。


どうも太川さんの色々な面が好きになれなかったのです。ところが最近はなんとなく太川さんを応援したい気持ちになってきました。なぜなら太川さんも歳を取ったからなのか、最近ではバス旅でよくミスをしたり、廃止となる路線バスも多くなってきているので、特に【vs鉄道】においては鉄道に対して不利な状況に置かれているわけです。
というわけで最近は太川さんが負ける回が多くなってきたのです。
昔から私は強者を応援する気持ちよりも、弱者を応援するほうですので、だんだんと太川さんに対するアンチの気持ちが消えてきて、応援したい気持ちになってきたわけです。
やはり年齢的に近いということもあり、体や記憶力の衰えに共感することもあるというわけでしょうね。
ともかく強い人は応援しなくても強いから、別に応援しなくてもいいじゃないの? 逆に弱い人は応援してあげなくちゃいけないよね? という気持ちが強いのです。
不思議なものでそういう気持ちになってくると、以前は見ていて嫌だなあと思っていた【ゲストを引き離してスタスタと早歩きをする太川さん】のことが、【太川さんが急いで早歩きをしているんだから、若いゲストはもっと早く歩きなさい】というように心境も変化するから不思議です。……そんなにも不思議ではないか。
普段の人間関係でもそうかもしれませんね。強がって弱みを見せない人を応援したいと思わないし、あまりお近づきになりたく無いです。でも弱みを見せたりしてスキがある人ってなんとなく応援したくなりません?
私だけかな?
特に最近のyoutubeのシンバス旅のいきなりの失敗は、かつてなら『ざまあみろ』と思ったのでしょうが、今では『ああ、やっちゃった。なんとか頑張って』という感じで見ていました。
そう言えばゲーム機械も任天堂やSonyよりもSEGAのほうが好みだったなあ。なんとなくだけど、一番のものを嫌う感じだったかな。
『二番じゃダメなんですか!』という例の有名な言葉があるけど、私は『うーん、どっちかと言えば二番のほうが良いかな』という感じです。
組織においてもトップやリーダーにはなりたくないですね。なったとしても最高で2番までが良いです。出来ることなら下のほうが居心地がいいですね。
そういう意味では今の若い人たちの感覚に近いのかな? よく分からないけど。
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