ここ数日テレビでもCMが流れていたけど、Netflixにて『すずめの戸締り』が配信中と出ていたので視聴してみた。
このアニメ映画が公開された当時、地震の被害を受けた人のトラウマを刺激し過ぎるというような話が有ったけど、確かにその通りの内容でした。リアルな描写と言えば良い点となるのでしょうが、地震の被害の体験者にしてはリアル過ぎるということでしょうか。
私自身はまだ震度4までの地震しか体験していないので、アニメの内容を非日常としか感じられなかったのですが、考えてみれば今住んでいる土地は海抜0メートルと言っても過言ではないほどの低地である海抜30㎝地域です。何メートルもある津波どころか下手すると数十㎝の津波でアウトの場所です。非日常と思っていてはダメですね。
震度4なら自宅も大丈夫です。神戸の地震、東日本大震災、そして直近の石川の地震、どれもこれも自宅では震度4でしたので問題は有りませんでした。しかし震度5以上となったらどうなるのでしょう。自宅はそろそろ築40年になろうとしている木造住宅です。神戸の地震の約10年前ですから、神戸の地震を受けて耐震基準が強化される前というわけです。
というわけで震度5以上の地震が来たらけっこう怖いと思ってます。震度6なんて地震が来たらもうダメかもと思います。また震度4くらいでおさまったとしても、ちょっと大きな津波が来たらそれでもうダメかもしれません。なにせ自宅周辺に高台なんてどこにもありませんから。
ほんとうに見渡す限り平地なんです。だからちょっとでも高いところに逃げようと思ったら、大手家電量販店や食料品スーパーが入っている建物の屋上がかなり広めの駐車場になっていますから、そこに逃げるしかないかなと思っています。でもそこよりも高い場所と言えば近所の県営住宅とかですけど、誰もが入れる場所じゃないかもと思って躊躇しています。
実際にどうしたらいいんでしょうね。近所には小学校と中学校があり、災害時の避難場所とはなっていますが、地震だけならそこに逃げ込むのが良いのでしょうが、津波となるとどうしたら良いのか分かりません。いわゆる高台というところまで徒歩では1時間かけてもたどり着けません。自動車ならすぐなんですが、きっと災害時は車で移動するのは無理でしょう。
時間帯によっても違ってきますよね。夜中に寝ている時に巨大地震が来たら? 津波が来たら? 最悪寝ている間にどうにかなってしまうかもしれません。かと言って昼間なら助かるのかと言えばそうも言いきれません。逆にどんな状況でも助かる人は助かるわけですし、それこそ運を天に任せる場合もあるでしょう。
まあ、そういうことも考えてしまいましたが、視聴した『すずめの戸締り』はフィクションとしてみたら面白かったですよ。絵がきれいだったのはもちろんのこと、ストーリーも主人公が最初は状況に巻き込まれていく受動的な態度だったのに、徐々に自分の意思で突っ走っていくようになっていくところは引き込まれました。
ただ、映画の公開当時にテレビのCMで流れていたシーンを、私はラスト近辺のシーンかと思っていたのですが、本編を視聴してみたら比較的冒頭のシーンだったのには驚きました。
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