退職した先の介護施設へと今週もまた紙芝居をしにいった。ボランティアなので金銭の移動は何もない。先週は3階にて紙芝居をしたので今日は2階だ。コロナとかの対策で利用者さんをひとつのユニットに集めての紙芝居は止めておいた。フロアにある三つのユニット、A、B、Cのうち、AとCのユニットのそれぞれで紙芝居をしたのだ。
図書館から借りているのは3冊の紙芝居だが、それを3冊とも2回連続で行うと計6回。それでは私の喉がつぶれてしまう。もちろん声をセーブして通常の読み方で紙芝居をすればいいのだが、声色を使って演じるとだいたい3冊で限界が近くなる。そこでそれぞれのユニットで2冊ずつ、計4回の紙芝居を演じてきた。
しかしAユニットの利用者さんは興味を持って聞いたり見たりしてくれて反応も非常に良かったのだが、Cユニットの利用者さんは紙芝居を見てるうちに時々居眠りしそうになったり、実際にしたりという感じでした。
まあそれは良いとして一人の利用者さんの入れ歯が紛失しているということで、その人の居室で布団や荷物をひっくり返すような様子で入れ歯を探していました。たいていそういう場合は利用者さんが食後に外した入れ歯をふきんやティッシュにくるんで置いておいて、そのままゴミ箱に捨てちゃうというケースが結構あるんですよね。今回はどういうケースなのか分かりませんが。
というわけで既に退職している私は、『また大変なことになってるなあ。やはり認知症が出ている利用者さんは物忘れも激しいなあ』と他人事のように思っていたのですが……。自分の物忘れというか認知症的な感じの事件(というには小さなこと)が有ったのです。
ふたつ目の紙芝居を終えて紙芝居を片づけ始めたとき、紙芝居を入れる付属のビニールケースが一つ足りなかったのです。テーブルの上にも無い。置いたはずのテーブル横の洗面台にも無い。あれッと思って最初に紙芝居をしたユニットのほうに探しに行ってもやっぱり無い。
何度も二つのユニットを往復して探したけど、やっぱり無い。廊下に有るソファに置いたのかと思ってそこも探したけど無い。うーんこれは図書館に弁償かな? と思い始めた時、ユニット担当の職員が、『ここにあるのは違うの?』と洗面台の向かって左側に置いてあるビニールケースを指さしました。
そうです。私は洗面台の向かって右側しか見てなかったのです。なんかもう自分の目が悪いのか頭が悪いのか、いやになっちゃいますね。
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