介護施設には外国出身者もけっこういるのですが、うちの施設において多いのはフィリピン出身の看護師でしょうね。合わせて4人、あとは日系ブラジル人が1人居ます。みんな日本人と結婚しているので国籍はすでに日本人なんですけどね。
さてそのフィリピン人の介護士ですが、良い意味で空気を読まなくてすごいです。
今回の話では、ある利用者さんとのコミュニケーションの件なのですが、ある利用者さんが今までと違って笑ったり喋ったりしなくなっていました。
そこへフィリピン人介護士さんが来て、その利用者さんの手の指のマニキュアを褒めだしたのです。
『それきれいだね。自分で塗ったの!? すごいねえ!!』
と、すごく大げさに褒めていましたが、それを受けて、それまで反応がほぼ無かったその利用者さんが口を開いて会話しだしたのですよ。
実際のところそのマニキュアの出来は、ムラもあったり塗り残しもあったりと、全然きれいじゃないし、もちろん年齢に似合ったものじゃないです。
だから日本人介護士は、空気を読んでまああまりそれには触れなかったり、褒めても軽くだったりするのですが、フィリピン人介護士は良い意味で空気を読まずに全力でそのマニキュアを褒めたら、利用者さんがそれを受けて良い方向で反応したということです。
書類とかの仕事ではフィリピン人介護士は日本人介護士にはかないませんが、そういう場を盛り上げたりするような仕事は流石に南国出身者でラテン系の文化も持っているフィリピンの人だなあと感心した次第でした。
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