職場は介護施設のショートステイなのですが、もしも大きな地震があったとき、どうやってみんなを避難させるかという話をしたら、ちょっと非道な結論になりました。
大きな地震があって、津波があと10分〜20分で到達するという警報が出た場合、遠くの高い場所までは到底逃げられないので、垂直避難ということで建物の屋上に逃げるしかない。
しかし石川県の地震の際、名古屋は震度4だったのですが、震度4でもエレベーターが揺れを感知して自動的に止まってしまったのです。電気は生きていたのですが、そういう仕組になっていたということです。
つまり本当に大きな地震が来たとき、垂直避難をしようとしたら階段を使うしかなく、そうするとまずは自分で歩けて階段を登れる利用者さんを優先して避難させることになります。
歩くことが出来ても階段を登ることが出来ない人は、その方の体重とかにもよりますが、おぶっていくとか、両脇から支えて階段を登らせるとかになりますので、どうしても後回しになります。さらに言えば寝たきりの方は最も後回しになりますし、場合によっては見捨てることもあり得るという結論になりました。
まあ、短時間で最大限の人数を避難させようと思ったらそうなるよね。という話でした。
実際に寝たきりの人を屋上に避難させるにはマットや布団も持っていかないといけないし、10分〜20分で津波が到達するという場合は、実質無理かもしれないというか、無理。
非情にならないといけない場面が非常時ですね。
そういうことがなければいいんですけどね。
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