悪い事が起きるときは、いきなり来たように見えて、実は水面下(今回は地面の下)でじわじわと原因(空洞)が広がっていて、それがちょっとしたきっかけ(重量のあるトラックが通過する)で、表面化したということだ。
つまり今この瞬間も何か悪いことの芽が大きく育っている最中かもしれない。
私が去年の1月に大動脈解離他を発症して入院したのも、いきなりその状態になったわけではなくて、血圧が上がったり動脈硬化が起きたりと、じわじわと体調が悪化していっているところに、いきなり熱い湯に浸かったことによるヒートショックがきっかけで体調の悪化が大動脈解離という形で表面化したわけです。
悪いことの芽は見えないところで育っているわけです。しかしまあ、去年の1月30日になんとか退院できて一年が経過しましたけど、今のところ悪い芽は育って無さそうで、現時点では安心できます。
とは言ってもずっといつまでも安心はできません。これからの体調管理次第ではまた何か悪い症状が出るかもしれませんので、注意をし続けないといけないのは確かです。
ちなみに悪い芽は個人だけではなく、組織にも出てきます。今、フジテレビがああだこうだと問題ですが、その問題もいきなり出てきたわけではなくて、以前からのそういった体質が徐々に悪い芽を育てて、中居正広さんのああいった行為がとどめというかきっかけになり、あそこまで組織を揺るがす悪いことになったわけです。
今は正常に見える組織も、もしかすると悪い芽に侵されており、その芽がずんずんと成長しているかもしれませんね。
その悪い芽は、悪意がなくても育ちます。仕事に集中し頑張るだけでも出てきます。仕事が忙しいので残業をして仕事をこなす。そこに悪意はありません。しかし残業も度を越せば社員の健康を心身ともに侵して行きます。仕事はできたとしてもその仕事を支える社員が病んできます。
うちの息子の会社も残業がブラック的になってきていますが、その悪い芽が育ちきって会社を倒産させることがありませんように。人が居ないなら、足りないなら、受注を絞って少なくするという選択肢を、日本中の会社が取れるようになって欲しいですね。
そうしないと残業が少なくならないし、給料も上がらないと思いますよ。人に仕事をさせたければ、時給換算した給料を上げる必要があります。
体調を良くしたいなら無理しちゃいけないように、会社も良くしたいなら社員に無理させちゃ駄目だよね。まあ理想論だけど。
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