youtubeをふらふらと見ていたら、ショート動画で、セルフレジとか、ガソリンのセルフスタンドとか、スーパーでお客が店から品物を選んで集めているのも含めて、それって顧客が店員の代わりにタダ働きしているんだよね。と、主張しているものを見つけました。
タイトルは衝撃的だけど、言ってる内容は至極まともですね。というか、人手不足を何とかしようとするなら、顧客に働いてもらうというのは有りか無しで言えば有りです。
今、働いている介護施設の話ではなくて、以前に働いていたデイサービスでの話なのですが、デイサービスでは要介護度が重い人も居れば、要介護度が低い人どころか要支援の人もいたりと、その状態はピンキリで様々でした。
そのデイサービスでも職員の不足の問題は有りまして、それをどう解消するのかということで、当時の仕事を実質的に取り仕切っていたナンバー2の人が考えた方法の一つが、要介護度が重い人と軽い人を交互に並べて席に着かせるという方法でした。
つまるところ要介護度が低い人や要支援といったある程度判断力がしっかりしていたり体力もまあ問題が無い人に、要介護度が重い人の見守りをしてもらうということです。
流石に介護そのものをしてもらうわけには行かないのですが、『〇〇さんが何々して欲しいみたいだよ』とか、『ちょっと◯◯さんの様子がおかしいんだけど』といったように、その様子を見守ってもらうだけでも職員の人手不足を補えるということですね。
そのデイサービスで働いていたのはもう8年くらい前のことになりますが、今にして思えば、人手不足を何とか解消しようとする方法の一つだったんだなあと思います。逆に言えばそこまでしないといけない人手不足状況でもあったんだなあとも思いますが。
しかし今、働いている施設のショートステイでは、そういうことは出来そうに無いですね。採算や理念的に他の施設で断られるような重い介護度の人でも受け入れるという方針でやっていますから、介護度が重い介護度の利用者さんを見守れるようなレベルの利用者さんがまず居ませんからね。
みんな目が離せない方ばかりです。ほんとうにどうしたら少ない人手で回せるのかなあ。利用者さんの中には、介護施設に仕事に来ていると思い込んでいるような方も居て、仕事をしたいという気持ちの方も居るといえば居るのですが、せいぜい職員と一緒に洗濯ものを畳んだり、食事で使う時のおしぼりを畳んだりということぐらいですからね。完全に利用者さんに任せて職員が目を離すことができるかというとそうではないですし、難しいです。
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