選挙です。選挙演説です。そんな選挙演説をテレビのニュースで見ていると、『中小企業を保護します』とかいう主張が多く聞こえてくるのですが、選挙の立候補している人も投票する人も、みんな何か誤解しているのではないのかと思えてきます。
働いている人の9割以上は中小企業で働いているということらしいから、『中小企業を保護します。援助します』という言葉は、『そこで働いている皆さんを保護します。援助します』という意味なんだろうけど、それって本当にみんなが望んでいることなのかな?
子どもの頃から、『しっかり勉強していい大学に行っていい会社に入りなさい』と言われてきた人は多いと思うけど、いい会社というのは大企業という意味で理解すればいいですよね? みんな本当は大企業に入りたいんですよね? まあ、中には『鶏口となるも牛後となるなかれ』の精神で中小企業に入りたい人もいるでしょうけど、素直に考えたらみんな大企業に入りたいんじゃないでしょうか?
よくブラック企業だホワイト企業だと言いますが、概ね中小企業は残業も多いし有給の取得も制限されるし給料は少ないしと、ブラック的な要素が多いです。大企業のほうが残業の規制もしっかりしてる印象ですし人数が多いから有給を取得しやすそうだし当然給料も多そうです。概ね大企業のほうがホワイト的ですよね。
ということは政治家としては中小企業を保護して現状を維持するのではなく、ブラックな中小企業には潰れてもらうようにする政策こそ必要なんじゃないでしょうか?
今、『人手さえあればもっと会社を大きく出来るのに』と思っている中小企業とか、『もっと人手があれば更に会社を大きく出来るのに』と思っている大企業は多いんじゃないかな?
だとしたら社員を使い潰すようなブラックな会社には消えてもらって、余った人手をホワイトな企業に回したほうが、結果的にみんなが幸せな方向へと行くんじゃないかな?
と、いうことを考えているんだけど、みんなはそう思わないのかな?政治家が『中小企業を保護します』という主張をしているのを聞いていると、みんな今しか見ていないんだなと思います。将来的なことを考えると今、ブラックな企業、特にブラックな中小企業はどんどんと潰していかないといけないと思うんだよね。
つまり政治家には、『企業の成長なくして経済成長無し。働く人が幸せにならない経済成長は意味無し。人を不幸せにする成長なきブラック企業は廃業を』くらいの主張をして欲しいなあと、思うんだけど、まともに主張したら当選出来ないよね。
みんな今しか見ていないから。
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