今、手元に本が無いので完全に記憶だけなんだけど、昔読んだ星新一のショートショート小説に、地球の人口がどんどん少子化で減っていくという内容がありました。一組の夫婦から1人しか子どもが生まれないので、どんどん人口が減っていくんだけど、両親の遺産を独り占め出来るので、子どもや孫の世代、更にそのさきの世代になるとどんどん豊かになっていくという内容だったような気がする。
そのさきのオチはなんだったか全く記憶がないんだけど、たしか、その小説においては少子化は語られていたけど、高齢化については語られていなかったような気がします。そう考えると、昔は高齢者というのはけっこう早くに亡くなっていたのかもしれないというか、そういうものだというのが社会の常識だったのかもしれませんね。
定年退職の年齢も今よりも低年齢だったし、60~70歳で亡くなるものだというのが普通で、80~90歳まで長生きするのは珍しいという感覚だったのではと思います。
今では逆ですね。少子化だけならまだしも、高齢化のほうが問題でしょうね。少子化だけで高齢化がなければ、まだなんとかなったかもしれません。
今は少数の若い人たちが多数の高齢者を支える構造になっていますが、高齢者の数が少なければ、若い人の数が少なくてもまだマシだったんでしょうね。
でも現実は多数の高齢者と少数の若者が現実です。
どうすれば良いんでしょうね。高齢者に健康で居てもらって元気に過ごしてもらって自分のことは自分で面倒見れるようにする。それって結局は問題の先送りですよね。
SF的な発想になるけど、完全な人工知能を備えた自立型の家事・介護ロボットが必要ですね。それくらいのものが開発されないとどうにもならないかもしれません。
独居の老人は別に子ども達が居ないわけじゃないけど、みんな遠くで暮らしていたりするんですよね。そりゃそうでしょう。最近ではどうか知りませんが、昔は、割と大きな企業、あちこちに支店や工場を持っている企業が新人を採用した場合、何故か地元から引き剥がして別な場所に配属したがっていましたからね。
あるいは数年で転勤させたがったりしていましたよね。というわけで親と子は別な場所に住むということは、けっこうありました。
女の子の場合は結婚して家を出るということもありますしね。
いや、ふと思ったことを書いただけです。
将来的には経済規模を縮小してコンパクトにしなければならないし、居住場所もまとめて過疎地は完全に人を居なくして都市部に人口を集中しなくちゃいけないと思うんだけど、今、高齢者の存在がそれを出来なくしているよね。
高齢者になってきている自分だからわかるけど、今更別な場所に移り住もうとか考えないし。
本当、若い人達に迷惑かけないようにするのは難しいわ。
P.S. そういえば昨日(10/16)の日記を書くの忘れていた。まあ、いいか。
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