職場の中の話なんですが、職員のお婆さんが大動脈解離で亡くなっていたそうです。もちろん最近のことではなく、以前のことなのですが、ほとんど発症してすぐに亡くなったらしいです。
そういう話を聞くと、大動脈解離(B型)と上腸間膜動脈解離を発症してもなんとか生きている私は運が良かったなと思えます。
まずは大動脈の解離した部分が下部であり、心臓や脳へと繋がる部分では無かったこと。
次になんとか命があるうちに大動脈解離であるという診断がなされて治療が開始されたということ。
今は大動脈の解離した偽腔部分に血栓ができて偽腔への血流が止まっているので血管が膨れ上がっていく大動脈瘤が進行しにくくなっていること。
上腸間膜動脈の解離部分により真腔が小さくなり血流が悪くなり腸閉塞になっていたのが、今は真腔が広がって上手い具合に血流が通るようになっているので腸閉塞の心配が遠のいているらしいこと。
どうにも色々と運が良かった。そういうことが改めて確認できました。
しかし、大動脈解離になった時には、背中がめちゃくちゃ痛かったという話をしたとき、側にいた認知症ではない利用者さんが、『最近背中が痛いんだけど大動脈解離かな?』と心配していたのには内心で笑ってしまった。
「大丈夫。大動脈解離になったら、笑いながらそういうことは言えないから。死ぬほど痛いから。大動脈解離かな? って、心配することすら出来ない痛さだから、〇〇さんのその背中の痛みは大動脈解離じゃなくて、別な原因だよ」
と、言ってあげました。その利用者さんはなんというか、ビビりというか心配症というか、そういうところがあるから、ハッキリと否定してあげないとずっと心配し続けるからなあ。難しいなあ。
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