2024/06/23(日)の日記 若者が結婚しないのは?

  都知事選の演説で、『若者が結婚しないのはお金が無いからではないでしょうか?』と都民に問いかける候補者がテレビに映っていましたけど、それは違うと思いました。

 お金が無いのも理由のひとつであるのは確かでしょうが、最大の理由ではないと思います。

 最大の理由はやっぱり、『出会いが無い』からでしょうね。そもそも『お金が無い』以前の問題です。『出会いが無い』のだから『お金の有無』以前の問題です。

 もともと恋愛で結婚出来る人は一部でしたけど、昔はお見合いとかが有って、親とか親戚とか知り合いといったまわりの人たちが結婚していない若者を半ば無理やりといった感じで男女を出合わせて結婚させていました。

 今でも結婚相談所とかあるじゃないか? という意見もあるかもしれませんが、結婚相談所とお見合いでは、まったく違うと思うのです。

 つまりまわりの応援(強制)が有るか無いかの違いであり、まわりの人たちの相手への理解の有無ですね。

 とにかく、男女の出会いなんて、仕事に追われる状況ではなかなかできないし、仮に奇跡的に出会ったとしても、それがお付き合いになって結婚まで至るというのは不可能では無いにしろむずかしいでしょうね。

 男女雇用機会均等法により、男女ともに忙しく働く状況。どこもかしこも人手不足で残業や休日出勤の日々。たまの休みの日は疲れて寝ているようでは、出会いを作れないし、出会いが有ってもそれを結婚まで持っていけない。

 結婚相談所ではお金を払って相手を紹介してもらう関係上、どうしても相手に高望みをします。お金を払っているんだからもっと良い人を紹介して欲しい。そんなことを男女双方が思っていたら、まとまるものもまとまりません。

 お見合いの場合は家族や知り合いからの圧力というか、断り切れないというものもありますし、それぞれの家族が、『これならお互いにバランスがとれているね』と事前に判断出来る場合も多いので、結果的にうまくいくような気もします。

 要するに結婚相談所は、男女が出会う場としての形としてはお見合いのようなシステムを取ってはいるものの、その中身は恋愛バトルのようなものなんじゃないでしょうか?

 自分にとってよりよい条件の相手を求めて自分のレベルを考慮せず、高望みをしているようなお見合いもどきをいつまでも続けていては、結婚出来るわけがないです。

 しかも結婚相談所に登録するような人はまだ結婚に前向きなだけまだマシです。出会いが無いということの原因としての仕事の忙しさで、結婚する気も起きないという人が世の中には大量にいるような気がしてなりません。

 というわけで『若者が結婚できないのはお金が無いからだ』というよりも、『仕事が忙しすぎて、遊んだりといった男女が出会うような場に行くことすらできない』ということなんじゃないかなと思うのです。

 だから若者に結婚して欲しいなら、労働問題を解決するほうが正解なのじゃないでしょうか。若者がいうところのホワイト企業を実現させる必要があるんじゃないでしょうか。

 まあ、難しいでしょうけどね。

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