2024年1月を振り返って大動脈解離と腸閉塞その8

  さて食事の再開は1月21日の昼からということになりましたが、その数日前から胃薬関係の点滴が外され代わりに大建中湯という漢方薬が朝昼夕の一日三回ということで処方されていました。この漢方薬を飲む際の水はOKということで、服用していました。

 この漢方薬が本当に久しぶりに口にするものでしたから『漢方薬がおいしいです』と看護師さんに伝えたら、『漢方薬がおいしいという感想は初めて聞きました』という反応でした。しかし本当においしかったのですからしょうがないですね。

 というわけで21日に再開される食事をかなり楽しみにしていたのですが、同時にかなり不安にも思っていました。実は担当医の先生からは、『最初から普通の食事を出しますので、御飯もおかずも一口ずつにして、御飯は50回くらい噛むつもりで食べて下さい』と聞いていたからです。

 確かに相当の期間絶飲食でしたから素人が考えても胃が働いていない状態ですから、一気に食べたら胃がびっくりして逆に体調を崩してしまうことは間違いありません。ですから『21日の昼に出てくる食事は御飯もおかずも一口ずつの少量で出てくるんだろうなあ』と想像していました。

 しかし当日出てきた食事は下記のようなものでした。

 病室に運ばれてきた食事を見て私は『あれ?』と思いました。『普通の量があるけど何で?』と。そこでよく見てみると食札に易消化1500という文字が書いてあるのを見つけました。


 確か担当医の先生は『普通の御飯』と言っていたけど、出てきたのは『易消化』という食事内容。つまり私の現在の胃腸の状態に合わせた消化しやすいメニューが出てきたということかな? だからこれだけの量を食べてもいいのかな? と思ったわけです。しかし万が一のことを考えて病室内の他の人のところに食事を持って来ていた食事の係の人に、『この食事内容は私のもので間違いはないですか?』と確認したわけです。するとその係の人は一旦その場を離れるとどこかに確認に行き、戻ってくると言ったのです。『これで間違いないですよ』と。

 さて、そこまで確認した私は、『なるほど御飯はお粥になっているし副食も柔らかいものばかりだから、これは全部食べていいんだな』と思い、食べれるだけ食べることにしたのです。そして約半分を食べてしまいました。半分でもうお腹いっぱいでした。


 そしてこの後、大変なことになってしまうのでした。

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