第二週と第四週の火曜日は、おやつ作りの日ということになっている。ショートステイでの話だ。まあそれは良いんだけど、今日は大変だった。
ふらふらで転倒リスクが高い人が二人、ちょっと目を離すとすぐに立ち上がろうとするし、その中で手伝ってもらえそうな利用者さんはひとりしかいない。他はみんな戦力外。というか正直に言って足かせ?
さらに職員の数も居なくて、実質私ひとりでなんとかしないといけない。材料だけは別フロアの職員さんが厨房まで取りに行ってくれたので良かったけど、他の職員さんの手助けは実質それだけ。
というわけで開始したのは大学芋づくりです。レシピは簡単に書かれたプリントが一枚あるだけ。それを見ながら初めて作ります。
まずはカットされてビニール袋の中で水に浸されていたサツマイモを丼や皿に移してラップをかけてレンジします。レシピには耐熱ボウルに入れてレンジしろと書いてありましたが、そんなものはありません。
というわけでサツマイモを適当な瀬戸物容器に分けて入れまして、レンジしました。時間は3分とありましたが、そもそも一度にはできませんし、柔らかくするために4分前後でそれぞれを加熱しました。
その間にホットプレートを用意して電源を入れ、熱しておきます。そしてサツマイモがレンジで加熱し終わったのでホットプレートに油を引き、そこにサツマイモを投入します。
……ものすごく油が跳ねました。サツマイモに付いていた水分、加熱されて出てきた水分、それらが熱せられた油に入って跳ねたんですね。まるで中華料理を作っているような音がしました。
さて、そうしたら手伝ってもらえそうな利用者さんに仕事を与えましょう。ボウルに砂糖と醤油とみりんを入れましたので、それを混ぜてもらいました。
そしてサツマイモに焦げ目がつくまで焼いたら、先程の調味料で作ったタレを投入して絡めて出来上がりです。
しかしここまでの間で、ふらふらと立ち上がる利用者さんのひとりがホットプレートに手を伸ばし、直接サツマイモを掴むと食べ始めてしまいました。
芋が好きなんだそうです。
とはいえ危ないし不衛生なので、それ以上は阻止です。ちょっと看護師の方に相手をしてもらっている間に皿に盛り付けていき、さっさと配って行きます。
そしてみなさんが食べている間にお茶を出したり、食器や調理器具を洗ったり。
めちゃくちゃ忙しかった。
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