介護の仕事というと、腰をやられるとか汚物の処理をしないといけないとか、体方面の介助の辛さが強調されがちです。私も最初はそう思っていましたけど、最近では体方面の介助の仕方はけっこう慣れるものだと思い直しました。
逆に心方面の介助のほうがキツイです。何が正解か分からないからです。
ショートステイに滞在してもらっている利用者さんたちの中に、自分がどこにいるのか理解できずに帰りたがる人が増えているのですが、そういう人たちにどう接していけばいいのか、なかなか正解がつかめません。
今日は泊まり、明日は帰るから。と、どうせ相手は忘れるからと嘘をついても大丈夫な人はまだ良いとして、中途半端に記憶が保つ人にはこの手は使えません。
ショートステイも居心地が良いよ。という方向で接することが出来れば良いのですが、業務が忙し過ぎてなかなかうまく行きません。
今日は帰れないからと本当のことを言うと怒り出したりする人も居るし、帰りたがる利用者さん同士で、どうやったら帰れるのか出口を探しましょう。と、連れ立ってふらふら歩き続ける人たちも居るし、家に電話をかけて迎えに来るように言ってくれ。と言う人も居るし、なかなか正解がわかりません。
最近はそういう人たちの相手が多くて非常に疲れます。
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