まあなんというか、認知症があるけど一見普通そうな利用者さんの行動にはいつもびっくりする。
その人は非常に世話好きで、いろいろと気を使っている。そして他の利用者さんに何かをしてあげようとするのだが、そこは認知症なので、やってはいけないことをよくする。
例としては「部屋に行きたがっていたから」と言って自分も歩行が危ないのに一緒に来ている奥さんの車椅子を押したり、「これが欲しいのか?」などと言って奥さん、この人はミキサー食なのだが、その奥さんに自分の常食のおかずを食べさせようとしたりする。
で、そんなだから食事中は別のユニットに隔離されているその利用者さんだけど、世話好きは別に奥さんに対してだけじゃないようで、隣に座っていた利用者さんが飲みかけていた飲み物のコップが二つ並んでいたんだけど、「これはもう無いの? あ、まだ少しあるね。こっちのは? こっちもまだ少しあるね」と、中身の確認をしていたわけです。
そしてそれで終わりかな? と思っていたら、「一つのコップにまとめてあげる」と、言って、一つのコップの中身をもう一つのコップに注いで混ぜてしまったのでした。
中身はそれぞれ違う飲み物だったのに。一つはお茶、もう一つはスポーツドリンクでした。
結局捨てる羽目になったけど、これは予想外の展開だったから、止めるに止められなかった。
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