初めて夏目漱石の「吾輩は猫である」を通して読んでみた。あの冒頭だけは有名で日本人なら誰でも知っている作品だ。
読んでいて決して面白いと言い切ることが出来るわけではない作品だったので、暇な時にちょこっとずつ読んでいたので、日数が掛かってしまった。
そのために登場人物の名前を読んでも誰が誰なのかほぼ分からないまま読み切ることになったので、ちょっとわけが分からない。
内容としては主人の友人(?)たちが家にやってきて、そこでワイワイとどうでも良いような話をするのを、飼い猫である吾輩が聞いているという構成です。
本当に第三者からするとどうでも良い内容なんだけど、ちょっと気になるのは、学校の先生をしている主人一人の給料で庭付きの一軒家に住んで、子供が三人いる家族を養い、さらに女中まで雇っているという経済状況ですね。
昔は国全体が貧しかったかもしれないけど、先生という職業はそこそこ儲かったんだなと。
しかし作中では先生の給料はたいしたことがないと表現されている。いったい豊だったのか、貧しかったのか、どっちなんだい。と、言いたかった。
そしてもうひとつ、西洋個人主義が進むところまで進むと、離婚が増えるし、結婚する者もいなくなると喝破しているところがすごい。
最後に、吾輩である猫が最後はビールを飲んで水が入った大きな瓶に落ちて溺死するというラストであることも驚いた。
まあ、知っている人は知っているだろうけど。
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