施設の利用者さんにおいて、帰宅願望が出る人がいる。これがデイサービスのように毎日必ず帰宅するという施設ではまず問題になることはないのだが、ショートステイのように泊まりが発生する施設では大きな問題となる。
帰宅願望のあまり出口を探してウロウロしているうちに転倒して骨折したり、来客の方と一緒にエレベーターに乗って、そのまま出口から外に出て徘徊して行方不明になったり、そういう可能性、リスクが出てくる。
で、私達の施設で、よくあることなのだが、ニュースで他の地域の、例えば九州とかで豪雨のニュースとか、豪雪のニュースとかが出た時に、「外はこんなに雨が降っていて、もう車が動けないから、帰るのは明日にしましょう」とか言って、利用者さんをなだめることがある。
するとだいたい、「ああ、そうか、じゃあ今日は泊まろうか」という感じに納得される方が多い。
しかし昨日はその手が通じない人がいたらしい。今日、出勤して昨日の記録を読んでみたら、次のようなことが書いてあった。
テレビで台風が接近しているニュースを見て、家に一人でいる自分の奥さんが心配になったから、帰らせて欲しいと言い、何度もその主張を繰り返すものの、職員が、今日は台風で危ないから泊まっていって下さい。と説得しても、「台風で危ないから家が心配。だから帰らせて」ということになってしまい、どうしても帰りたいということで、最後は土下座までしたらしい。
その後の顛末は記録には書いて無かったけど、その利用者さんが今日も居たので、なんとか最終的には納得してくれたのか、あるいは諦めたのか、まあ、そういうことだろう。
台風襲来の余波というお話でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿